戦場選択 |
レプレ | …はぁっ、はぁっ…全く、恥ずかしすぎるわよ…… |
---|
アルネブ | そうかい? 俺としてはすごく楽しかったんだけどな。 |
---|
レプレ | そ、そういえば…ロイってば… 私だけじゃなくて、アルネブの正体にも気づきかけてたけど… アルネブ、あんた何者なの? ロイ達の知り合い? |
---|
アルネブ | …………。名乗るほどのものではない。 俺はただのしがないトウモロコシ売りのウサギさ。 |
---|
レプレ | ふ~ん…。まあ、いいわ。次行きましょう、次。 |
---|
アルネブ | 了解。次は一体誰に会えるかねぇ? |
---|
| ―――――――― ―――― ― ロイたちがウサギ達に襲われる数刻前… ― |
---|
| ――すっ ――ビリッ ――ポチャッ |
---|
フナンボロ | あぁん。お魚すくいって難しいわ~♪ でもこの難しさ……体中がゾクゾクしますわ。たまりませんわ~♪ それにしても…魚すくいを生み出した人はきっと私と好みが似ていますわね。 やればやるほど体中に電気が走りますの。 こんな悦びを得られる刺激的な遊びはどうやって生まれたのでしょうか…… |
---|
??? | ふっふっふ~、知りたいですか? 魚すくいの由来…その歴史を…! |
---|
フナンボロ | な、何者ですの!? |
---|
サヴァリー | すみません、突然話しかけて。私はサヴァリー。 通りすがりの歴史好き…といったところです。 それよりも知りたいですか? 魚すくいの歴史、知りたいですか!? |
---|
フナンボロ | (目がとても輝いていますわ… きっと、私が苦難を受けている時の気持ちと同じなのですわ…!) |
---|
サヴァリー | じゃあ早速教えちゃいます! あのですね… |
---|
| ―ペラペラペラペラペラッ |
---|
サヴァリー | え~と、確かこのページに……あったった。 魚すくいの誕生の文化的背景とその歴史の変遷について、ね。 |
---|
フナンボロ | (私…まだ何も返事をしていないのに… もう説明を始めようとしていますわ……) (…はっ、まさか! 『興味が無い話を無理やり聞かされる』…これも立派な苦難の道ではないかしら!?) うふっ、うふふふふふふふ…♪ ゾクゾクしてきましたわ~♪ では、じっくり聞かせてもらえるかしら? |
---|
サヴァリー | はいっ、喜んで! |
---|
| ―――――――― |
---|
レプトフォビア | いやいや、お祭り最高! 花火も綺麗だし、ご飯もうまいし♪ |
---|
シュテルテ | 本当ですね、師匠。このお月見祭り… 一年に一回と言わず、もっと開催すればいいと思うのですが。 |
---|
レプトフォビア | まぁ、楽しいことは何回あっても嬉しいよね。 でも今日は1年で1番月が綺麗に見えるらしいからそんな特別な日に、お祭りは開きたいもんじゃない? |
---|
シュテルテ | 確かに…師匠のおっしゃる通りです。 ただ僕は……人々が戦争を忘れて、日々の苦しさから解放されて… こんな楽しい日をもっと増やせられればいいなと思いまして。 |
---|
レプトフォビア | ふむ、なるほど…。…それにしてもシュテルテ。 お前は俺に弟子入りした時から何も変わってないんだな。 あの時も、自分の思いを俺に伝えてきたよね。
…その考え方に共感して俺は弟子入りを認めたんだ。 |
---|
シュテルテ | ……そんな話、初耳ですよ? |
---|
レプトフォビア | ははっ、そりゃそうだ。今、思いついたから適当に言っただけだ。 うはははは! |
---|
シュテルテ | やっぱり……既に相当飲んでますね…。 |
---|
レプトフォビア | お、わかるか、シュテルテ! お前も飲め飲めー! |
---|
シュテルテ | まったく…師匠のお酒好きにもつくづく困ったものだね。 ……おや。何やら人だかりができていますよ。 |
---|
| ―――――――― |
---|
サヴァリー | …ということで、今の魚すくいが生まれた訳です。 どうです?面白かったですか? |
---|
| ―ぱちぱちぱちぱちぱち! |
---|
フナンボロ | (…驚くほど興味が湧かないお話でしたわ…) (そんな話を立ったまま聞けるなんて…ああ、なんて快感♪) サヴァリーさん、と言ったかしら? 最高の時間をありがとう♪ |
---|
サヴァリー | さ、最高の時間だなんて、そんな…! 私はただ歴史が好きなだけで…その… |
---|
魚すくいの主人 | そうだ、お嬢ちゃん! 今の話なんて、俺も全く知らなかったぜ。 |
---|
少年 | ふんふん…なるほど、へぇ~… |
---|
お姉さん | 早く帰って誰かに話したいわ! |
---|
サヴァリー | 皆さん…ありがとうございます! |
---|
レプトフォビア | よ! 話、面白かったぞ! |
---|
シュテルテ | 師匠…僕たちはついさっき来たところで 話なんて全然聞いてなかったじゃないですか。 |
---|
| ――ひゅ~~~~…… ――どーーーーん! |
---|
サヴァリー | おお、花火! そうだそうだ、花火のお話も面白いんですよ!? ぜひ聞いていってください! |
---|
フナンボロ | あぁん、まだお話が続きますの? さっきから立ちっぱなしで足がパンパンですの…この痛み…苦しみ…たまりませんわぁ♪ |
---|
| ――ひゅ~~~~…… ――どーーーーん! ――ふっ |
---|
レプトフォビア | な、なんだ!? 突然真っ暗に…… |
---|
お姉さん | きゃぁ!何、どうしたの!? |
---|
魚すくいの主人 | ちっ…何も見えねぇ…一体どうしたって言うんだ!? |
---|
シュテルテ | 師匠、パニックが起こる前に安全な場所に皆を誘導しましょう! |
---|
レプトフォビア | あい、了解! |
---|
サヴァリー | あらら、こう暗いと本も読めないけど… でも花火の歴史なら何も見ないで話せるわ! |
---|
フナンボロ | あぁん♪今度は視界を塞がれるだなんて… もっと話しに集中しろ、ということなのかしら…たまりません、たまりませんわぁ~~♪ |
---|
| ―――――――― |
---|
シュテルテ | ふぅ……無事、誘導も済みましたね。 それに満月のお陰で周りがよく見えるようになりました。 |
---|
レプトフォビア | だな。大きな混乱も起きなくて良かった。…ん? |
---|
サヴァリー | …で、ここから花火は色んな形を表現できるようになったのよ。 まさに職人技というところね。 |
---|
フナンボロ | あぁん♪足がガクガクしてきましたわ♪ もっと…もっとお話を聞かせてくださいな♪ |
---|
シュテルテ | まだ話していたのか…ほら、君達も早く…… |
---|
アルネブ | 魚すくいの話…とても興味深く聞かせてもらった。 |
---|
レプレ | そうね、特に花火の話は売り子の私も知らなかったくらいだわ。 |
---|
レプトフォビア | ウ…ウサギが喋った!? |
---|
サヴァリー | しゃ、喋るウサギなんてこれまでの歴史でも聞いたことありません! え、えっと…どこかに載ってるんでしょうか…… |
---|
シュテルテ | 君は一体、何者だ? それに、ロリス君まで… |
---|
レプレ | ご、ごめんなさいシュテルテさん! これには深いわけが… |
---|
アルネブ | (…この男…危険な匂いがする… 早めに消しておかないと、実力を見るどころでは無くなるな…) |
---|
レプトフォビア | ど、どうしたのシュテルテ? 恐い顔して? |
---|
シュテルテ | …師匠。あのトウモロコシを持っているウサギからは… こちらへの敵意に似たものを感じます。 |
---|
フナンボロ | 敵意……ああ、私にも是非向けて頂きたいですわ♪ ゾクゾクが止まりませんわ! |
---|
シュテルテ | 子猫ちゃん。できれば話に割って入らないでくれると嬉しいな。 |
---|
フナンボロ | あぁん、怒られましたわ♪ それもまた、たまりませんわぁ~♪ |
---|
レプトフォビア | …ん? |
---|
アルネブ | …ぱくぱく… |
---|
シュテルテ | …なんだ? 何故この状況でトウモロコシを…? |
---|
アルネブ | ふむ…これくらいかな? じゃあそろそろ… |
---|
シュテルテ | !! 皆、逃げろ!! |
---|
| ―キュオォォォォォォォオオン!!! |
---|
シュテルテ | ぐあっ…!! |
---|
レプトフォビア | シュテルテ!!! |
---|
準備完了 |
シュテルテ | はぁ…はぁ…くっ、この僕が不意打ちを受けるなんてね……。 |
---|
レプトフォビア | …おい、ウサギさん方。 |
---|
アルネブ | なんだ? |
---|
レプトフォビア | うちのシュテルテが何をしたんだ…? ちょっとおイタが過ぎるんじゃないか? |
---|
アルネブ | ふむ、突然の攻撃だったのは謝ろう。 …だが、不意打ちにどう対処するか確認したかったのも事実だ。 |
---|
レプレ | あ、あの……私もアルネブも危害を加えようとしている訳じゃなくて …その、ただ、力を見せてほしいだけというか… |
---|
レプトフォビア | …だったらなおさら不意打ちは良くないぜ。 正々堂々と正面から戦いを挑んで来い。 そこの二人も手を貸してくれ。 どうやらウサギさん方にはお仕置きが必要そうだからな。 |
---|
フナンボロ | 私としてはお仕置きはするよりもされるほうが好みですが… 戦いという苦難もまた、たまりませんわ~♪ 協力いたしますわ! |
---|
サヴァリー | 了解しました! 私の魔法でよければ! |
---|
レプトフォビア | ありがとう。(しかし…3人だけで敵うかどうか…) |
---|
第1波終了 |
レプトフォビア | こ、この部隊は…まさか、(プレイヤー名)!? 来てくれたのか! ありがとう!! |
---|
アルネブ | また(プレイヤー名)か。今日は良く会うねぇ。 |
---|
レプレ | …(プレイヤー名)… |
---|
第2波終了 |
アルネブ | なるほど。 どうやらあの穴の開いた仮面の男は相当な強さを持っているらしい。 |
---|
レプレ | …普段はふざけた態度を取っていることもあるらしいけど… 本気の彼の強さはもの凄いわね。 |
---|
レプトフォビア | はぁぁぁああああ!! |
---|
シュテルテ | し…師匠… |
---|
勝利 |
レプトフォビア | これが俺達の力だ―!! …これで、満足か? |
---|
アルネブ | そうだな…お詫びといってはなんだが 丁度今トウモロコシを持っているから貴方達にタダでプレゼントしよう。 |
---|
レプレ | もちろん、花火もプレゼントするわ。…さっきは突然攻撃してごめんなさい。 |
---|
レプトフォビア | …そんなもの要らん。さっさと帰るといい。 ここに用事は残ってないだろ? |
---|
アルネブ | 分かった……このトウモロコシは是非あなたのような人に食べてもらいたかったが…… ……そうさせてもらうよ。 |
---|
レプレ | じゃあ、また… |
---|
レプトフォビア | ! 待った!! |
---|
アルネブ | ん、どうした? |
---|
レプトフォビア | …やっぱり…トウモロコシと花火は……置いていってもらおうか…… |
---|
シュテルテ | ははは…。何とも師匠らしいね。 |
---|
| ―――――――― |
---|
レプトフォビア | …というわけで、あのウサギ達は帰っていった。皆、協力ありがとうな! 友好の印に、このトウモロコシと花火を受け取ってくれ。 |
---|
シュテルテ | 師匠、ありがとうござい…いたたたっ… |
---|
レプトフォビア | おいおい、シュテルテ! 無理するなよ! |
---|
フナンボロ | …痛いなんて…とっても羨ましいですわ♪ どうせなら竜巻の不意打ち、私が受けたかったですわ♪ |
---|
サヴァリー | あ、トウモロコシの歴史もすごく面白いんですよ! えっとですね…確かこのページに…… |
---|
シュテルテ | ははは…子猫ちゃん達…とってもユニークだね。 |
---|
レプトフォビア | …(プレイヤー名)、駆けつけてくれて本当にありがとうな! |
---|
サヴァリー | ふむ…あなたが(プレイヤー名)さん…噂はかねがね聞いていますよ! しかし…こうやって実際に見ると…何ていうんでしょう… 纏っている雰囲気が…まるでこの国の歴史のどこにも属さない感じが…… |
---|
フナンボロ | あぁん、それはきっと(プレイヤー名)様の持つ唯一無二の魅力ですわ♪ ねぇ…いつかきっと、私にも苦難を与えてくださいね♪ |
---|
シュテルテ | ふふっ…(プレイヤー名)君。おかげで助かったよ。ありがとう。 ただ…敵の竜巻攻撃にやられた姿を見られるのは少し恥ずかしいかな…。 …ん?そんなにジロジロ見ないで欲しいな。 さすがの僕も照れてしまうよ? |
---|
レプトフォビア | まあまあ、じゃあ景気良く! あのウサギたちとの勝利を祝して! 一発ドカンと花火を打ち上げようぜ!! |
---|
フナンボロ | 花火の火花…火…熱さ…ああ、想像しただけで 新しい苦難の道が開けそうですわ…♪ |
---|
| ―ペラペラペラペラペラッ… |
---|
サヴァリー | あったあった。…ほら、花火の効果的な打ち上げ方についてです! |
---|
レプトフォビア | おお、サンキュー! …じゃあ、早速一発やってみるか。 じゃあ火をこいつにつけて……よいしょっと! |
---|
| ――ひゅ~~~~…… ――どーーーーん! |
---|
レプトフォビア | ………… …どーもひっかかる…。 |
---|
シュテルテ | …師匠? |
---|
レプトフォビア | ちょっと用事を思い出したわ。俺は先に失礼するぜ。じゃあな。 |
---|
敗北 |
アルネブ | 月の力を授かりし 俺たちの竜巻に… |
---|
レプレ | 敵は無し! |
---|
アルネブ | …レプレ。 案外、決め台詞とか好きなタイプなのか? |
---|
レプレ | そ、そんなことないわよ! アルネブに勝手に言わされてるだけなんだから! |
---|
アルネブ | ふっ…ははははは…。 こんな他愛も無い会話… いつぶりだろうな…。 |
---|
レプレ | …え? 今何か言った? |
---|
アルネブ | 何でもないよ。 …ほら、次行くぞ、次。 |
---|
国王召喚 |
| なし |
---|